カノープス正中高度

昨日の検証で、明らかにカノープスと判明しましたが、
果たして正中(南中)高度はどれだけだったのでしょうか???
これを計らないと、他のエリアの状況が分からない為、
撮影画像から正中高度を測定して見ました。

画像


2010年1月26日 21時35分(カノープス正中時刻の画像)

撮影に使用したレンズは、135mmの中望遠レンズでした。
レンズの画角から測定しても良いのですが、
画像をトリミングしてるので、
今回は、実際画面に写ってる☆を基準に測定して見ました。
星図などで調べた結果、2つの基準星の離角がちょうど1度の星が見つかりました。
画面上部の赤丸の2星です。
これを基準に1度のスケールを作ると、以下の画像になります。

画像


1度のスケールを作成しました。
これだけでも、カノープスの正中高度が超低空であることが分かります。
これを拡大して測定したのが以下の画像です。

画像


測定結果です。。。
超低空の3分角でした
当初の予測計算では、約5分角ぐらいかな??と思っていたのですが、
それより2分角ほど低い結果となりました。
大気差補正値を、当初35分角として計算していたので、33分角に修正です。
大気差(大気の屈折現象による浮き上がり現象)は、気象条件などで
若干変化しますが、今回と同じ条件の時に牡鹿半島南端に位置する
御番所山公園から見られるかを計算してみました。

今回の撮影地(人石山南側のコバルトライン上)は、北緯38度19.78分(標高230m)
ここから南へ約4.5kmの御番所山公園は、北緯38度17.12分(標高180m)
南に行く分(2.66分)高く見えそうですが、標高が50m低くなる為に
差し引き約1分角ほど低くなりそうです。
つまり、誰もが見やすい環境である御番所山公園からは、
約2分角の正中高度で見られると思います。。。
別の撮影画像を見ると、カノープスは2分角の高さでも
しっかりと写っているので間違いなく見られそうです。
本当にシビアな撮影条件でしたね。

今回の計算条件を、それぞれの地域に当てはめると。。。

牡鹿半島 人石山南側 北緯38度19.78分(標高230m) 約3分角
(今回の撮影地、おそらくお手軽観望の北限地)

御番所山公園展望台 北緯38度17.16分(標高192m) 約3分角
(天文ガイド2006年2月号に取材記事が出ています)

御番所山公園駐車場南端 北緯38度17.12分(標高180m) 約2分角
(車から降りてすぐ見られます、アスレチック広場前です)

蔵王 刈田駐車場  北緯38度07.68分(標高1600m) 約68分角
(ももさん撮影済み)

蔵王 熊野岳非難小屋 北緯38度08.4分(標高1820m) 約73分角
(天文ガイド1978年3月号に撮影成功記事有り) 

月山 山頂付近 北緯38度32.7分(標高1960m) 約52分角
(天文ガイド1984年3月号に撮影成功記事有り、
現在日本における北限地です。要登山。。。)

栗駒山 山頂 北緯38度57.65分(標高1627m) 約18分角
(非常に厳しい条件ですが、ここで見られたら
日本での最北限地となりそうです。
真南に仙台市の明かりが有る為、仙台平野全体が
低い雲海で覆われれば見られる可能性がありますね。
晩秋の頃の登山覚悟でチャレンジしようかな??と
思ったりしてます。。
地震被害の影響で、秋田側からの登山になりますが、
27年ぶりの記録更新となるでしょうか???)

天文ガイド2005年2月号にも、カノープスの詳しい記事が出ています。

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